報告書一覧
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留学種別
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2024-04
〇シーサケート県ボランティア遠征  4月中旬に、タイ東北部のシーサケート県のボランティア遠征(ค่ายศรีสะเกษ)に参加してきた。これはチュラロンコン大学のサークルが主し、シーサケート高校(โรงเรียนศรีสะเกษวิทยาลัย)で行われる2泊3日のキャンプのようなもので、チュラロンコン大学への進学を目指す高校生に向けて、先輩が用意した様々なレクリエーションやアクティビティーを通して高校生との親交を深めながら、大学の紹介や入試の説明などを行うといった活動である。レクリエーションの種類は多岐にわたり、グループを組んで演劇をしたり、カラオケ大会、さらにはソンクラン祭りなども行った。最後の夜には、チュラロンコン大学への合格を祈願する儀式(先輩が後輩の手首に糸を結び、心身健康や大学合格を祈る)が行われ、とても厳かで感動的な雰囲気に感極まり涙する人もいた。キャンプでの私の役割は、スタッフ全員の朝昼晩のお弁当や飲み水などを準備し配る係で、他のメンバーとも協力して仕事に取り組んだ。  キャンプを通して、他学部の学生や、キャンプに参加した高校生などと広く交流することができた。特に、留学生が参加することはかなり珍しいようで、私の存在はサークル内でもかなり知られ、注目を浴びた。私は食料の配給担当にもかかわらず、突如呼ばれてゴジラの着ぐるみを着せられ、50人の高校生の前でアドリブの演劇をさせられるといったこともあった。これによって日本人の存在は高校生にも知られることになり、私の周りには多くの高校生たちが集まり、日本語や留学のことなどについて色々なことを話した。まるで日本人動物園のようだった。全体を通して、ここには書ききれないほどの多くの出会い、発見があり、今までにない濃い貴重な経験をすることができた。当初は、学校でのボランティアと聞いて、自分に仕事が務まるか不安だったが、周囲の人たちは様々な気遣いをして支えてくれ、人々のやさしさに触れたとともに、慣れないことに挑戦した分、多くの経験や発見が得られるということを再確認した2泊3日間だった。 〇後期期末試験  4月下旬には後期の期末試験を終え、現在取り掛かっている課題を提出すると、私のチュラロンコン大学での学生生活は幕を閉じることになる。今回の試験は3科目と多くはないものの、前期より専門的な内容の授業を履修しているため、難易度はかなり高かった。特に言語学入門は、オープンブック試験(資料持ち込み可)であったが、問題がかなり応用的かつすべて記述式で、正直なところ、私には歯が立たなかった。設問はそのほとんどが授業で学んだ知識だけでは到底解くことができない応用論述問題で、周りのクラスメイトは10冊以上もの参考書や論文などを持ち込んでおり、授業内容をまとめただけのレクチャーノートしかない私は、目の前の設問に為す術もなく、3時間ただ問題用紙と意味のない睨めっこをするのみという無念な結果となった。
アジア言語学科 4年 交換
2024-03
2024-02
〇音楽コンサート(ครุศาสตร์คอนเสิร์ต) 2月23日にチュラロンコン大学の大ホールで、第41回音楽コンサートが開催された。教育学部の音楽専攻(タイ音楽・オーケストラ)が全員参加する一大イベントで、当日会場の席は満席になるほどだった。そんななか、私はタイ音楽の演奏グループの一員として、シンバルを演奏するという役割を与えられた。おそらく、外国人留学生がこのコンサートにて楽器を演奏するのは初めてとなるので、このような貴重な体験ができて本当に良かったと思っている。また、他の演奏グループの練習や生の演奏を間近で見ることができ、自分が演奏をする上でも、とてもよい刺激になった。 〇イサーン(東北タイ)の音楽サークル 3月23日に、東北タイ音楽のコンサートがあり、それに私は演奏者として参加することになった。このサークルは、イサーン地方と呼ばれるタイの東北地方の音楽を中心に扱うサークルで、サークルのメンバーの多くはイサーン出身者で占められている。皆はイサーンの方言を使って話していたり、イサーン料理が振る舞われたりなど、タイの地方を深く感じられ、とても刺激的で楽しく、様々な知り合いができた。チュラロンコン大学は全国から学生が集まる大学なので、このような地方の様々なコミュニティーが多く存在することは、地方の大学にはない利点だと思うし、それに参加することによって自分の価値観などをさらに広めることができると思った。
アジア言語学科 4年 交換
2024-01
〇後期の履修登録 後期の授業は、1月8日の月曜日から開始となり、最初の週はオリエンテーションがほとんどだった。履修登録期間は、12月の中旬から1月の下旬にかけて、3回の登録、および変更期間が設けられているので、初回の授業を受けて、あとから登録を解除することもできた。私の後期の授業については、痛恨なことに、希望していた授業の多くが定員超過により登録することができず、結局はタイ語2科目・音楽1科目・自由選択1科目の合計4科目を履修することになった。ちなみに、KUISから送られてきたチュラロンコン大学の履修科目リストは、休講となっている授業が多く、あまり役に立たなかった。 〇教育学部の音楽コンサート 教育学部では、音楽専攻を中心に毎年2月に音楽コンサートを開催している。これは音楽専攻の学生にとって最も大きな学内コンサートであり、チュラロンコン大学の大ホールで行われる。今年の開催日は2月23日で、「川」がコンサートのテーマになっている。コンサートに向けた練習は去年から始まっており、出演する学生にとっては1年でもかなり忙しい時期になると聞いた。私の担当する曲は、あまりプロフェッショナルな演奏ではなく、観客を巻き込んで盛り上がるような楽しい演奏になる予定なので、皆あまり気負いせずに練習に参加している。 〇履修登録費 チュラロンコン大学では、交換留学で留学する場合でも、履修登録費(10,500バーツ)を各学期の始めに払わなければいけないようで、滞納した場合は罰金が課されるので注意が必要だ。支払いはクレジットカードも選択できるが、エラーが発生することが多いので、タイの銀行口座から直接振り込む方がよいと感じた。
アジア言語学科 4年 交換
2023-12
2023-11
〇期末試験 11月下旬で授業が終わり、月末から12月の始めにかけて試験期間となった。私の場合は試験が1教科しかなく、残りの科目は代わりにプレゼンや最終課題などが課された。試験があった科目はThai Lang Comというタイ語の科目で、選択問題は一切なく、文学作品の批評や、授業で取り扱った内容に関する応用問題が記述式で出題された。とりわけ文学作品の批評については、小説の一部(6ページほど)が出題され、単語力、読解力に加え、筆者の意図を読み取る推察力も必要となる高難易度な問題だった。この点、チュラロンコン大学に留学する一般的な学生(Fuclty of arts)は、試験時に辞書の持ち込みが許可させていると聞いたが、私の場合(Faculty of education)は全てにおいてタイ人と同等の扱いとなるので、他の留学生と比べても、難易度は高いと言えると思う。 〇サークル 11月中旬頃、タイ音楽サークルで先生を敬う儀式(พิธีไหว้ครูสจม)が行われた。会場は大学内の大ホールで、当日には現タイ国王のワチラロンコン国王の姉であるプラテープが招かれ、式を鑑賞した。式は厳重な警備体制のもとに行われ、会場は厳かな雰囲気に包まれていた。私は、クラップと呼ばれるリズムを刻む楽器を演奏した。王族の前で演奏する、またとない機会に加わることができ、とても良い経験となった。
アジア言語学科 4年 交換
2023-10
〇ビザの更新 学生ビザの更新をするために、バンコクのイミグレーションで手続きをしてきた。私が行った日はとても混雑しており、8時間ほど待たされたので、できるだけ早い時間に行くべきだと思った。また、ビザ更新に必要な書類に関しては、1か月前に大学に申請をしたが、受け取るまでに3週間ほどかかり、ビザの更新がかなりギリギリになってしまったので、少なくともビザの期限が切れる2か月前には書類の申請をした方がよいと思った。 〇サークル タイ音楽サークルと、タイ北部の音楽サークルの顔合わせ(First meet)があり、様々な楽器の演奏や舞踊を見ることができたうえに、多くの知り合いを作ることができた。タイ音楽サークルでは、来月のพธีไหว้ครู(先生を敬う儀式)に向けた練習が始まっており、基本的に練習は週に2日で、部屋が空いている日であれば自主的に練習することもできる。タイ北部の音楽サークルについては、今年末にナーン県への遠征があるらしい。 〇学生生活 前期の半ばに差し掛かり、生活面では余裕が出てきた。しかし、授業面ではレポート課題や期末試験の準備など様々なタスクをこなす必要があり、しっかりと時間をかけて取り組む必要があると感じた。また同じ学科の学生は、来年の音楽演奏会の準備や練習に追われ、少しバタバタしている印象だった。先輩や友達によると、教育学部の音楽専攻は課題や音楽関係の仕事などで忙しく、土日も休みがないと言っていたが、実際にその通りだと感じた。
アジア言語学科 4年 交換
2023-09
月次報告書9月分
9月
〇寮への引越し  当初は満室で入居できなかった国際寮(CU I-House)に空きが出たので、引越しをすることとなった。家賃は1部屋あたり13,000バーツ(9月は半月分)で、内装はルームメートと同居する前提でデザインされているが、1人で住むこともできる。1階にはコンビニやカフェ、5階にはフリースペースやコインランドリーなどがある。住み心地は概ね良好だが、築10年と新しい割には、ベッドが汚れている、ドアの建付けが悪いなどの点が気になる。しかし全体的に見れば、大学内へのアクセスは良好で、飲食店街とも接しているため、生活をする上では不自由はないと思う。 〇中間試験  9月25日〜29日の1週間はテスト期間であり、授業は休講だった。試験は、同じ系列の授業を履修している学生が、ホールのような会場に集まり、一斉に試験を受けるという方式であった。(授業によっては異なるかもしれない)また、先生によっては試験がない科目があるため、事前の確認が必要であった。  私は、試験が1科目(タイ語)のみであったため、それほど大変ではなかったが、試験内容がすべて記述式であったため、かなり難しく感じた。しかしながら、試験はすべて授業で取り扱った範囲から出題されるため、復習を入念にしていれば、特に問題はないと感じた。 〇体調不良 9月の半ば頃、風邪をひいて寝込んでいた。チュラロンコン大学には、敷地内に保健医療センターが備わっており、学生の場合は学生証を提示することで無料で診察を受けることができる(学期初めに保険料をはらう必要がある)。中は至って普通の病院のようであり、問診を受けた後、医者の診察を受け、併設されている薬局で薬をもらうことができた。
アジア言語学科 4年 交換
2023-08
月次報告書8月分
8月
〇送迎・出迎え スワンナプーム空港に到着すると、バディーを含め6人もの大学職員に出迎えられ、多くのタイ料理をご馳走させていただいた。空港からは送迎車で滞在先まで移動した。チュラロンコン大学(教育学部)の待遇は、これ以上にないほど良いと感じた。 〇滞在先・通学 私の場合、学内寮が満室だったため、大学が手配したパヤタイのコンドミニアム(月20,000バーツ)に滞在することになった。大学までの所要時間は、電車と学内バスを用いておよそ30分であり、立地はかなり良い。 〇友人 留学生にはバディーが割り振られ、大学生活やプライベートに関わらず様々な面倒を見てくれる。履修登録や銀行口座の開設といった手続きなども、バディーや先生方のサポートのおかげで円滑に進めることができた。授業や学部内で会う学生達も、留学生に対してとても友好的で、遊びや食事に積極的に誘ってくれるため、様々な人と交流する機会がとても多いと感じた。 〇授業 履修登録はかなり自由で、英語やタイ語の授業以外に、興味に応じてタイ楽器や、他の学部の授業なども取ることができる。私は言語科目以外に、タイの撥弦楽器やデジタルフォトの授業を履修している。授業は、主にタイ人向けの講義であるため、タイ語学習者にとっては難易度が高めであると感じた。しかしながら、周りの学生および先生はとても親切なので、助けられながら授業についていく事ができている。 〇イベント・行事 8月は、ラップノーン(新入生との交流)や、ワーイクルー(先生の日)などのイベントがあり、タイの大学の独自の習慣や行事などを間近で見ることができた。またこれ以外にも、留学生向けのイベントなども開催されており、交流の場がとても多く設けられていると感じた。
アジア言語学科 4年 交換
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